毎週末、子どもが持ち帰ってくる上履き。
特に初めて幼稚園や保育園に通わせたお母さんは、その汚れ方に驚くのではないかと思います。
白い上履きは汚れが目立ちやすいので、何とかきれいに洗ってあげたいですよね。
ここでは、
- 上履きの基本的な洗い方
- 効率的に黒ずんだ上履きをきれいにする方法
- 上履きの汚れを防ぐ方法
をご紹介します!
上履きの洗い方
上履きの黒ずみの原因は主に泥や砂汚れです。
特に小さいお子さんだと、履き替えずにそのまま園庭に飛び出してしまったり、靴箱にしまう時に上履きのところに突っ込んでしまったり、ということが考えられます。
園庭の砂が風で舞い、廊下や建物の床に付着したものが擦れて汚れることもあります。
見てください、見事に汚して帰って来ました。
(右が布製で汚れがつきやすいタイプ、左がビニール製で汚れがつきにくいタイプのものです)
雨の翌日ということもあって、泥がついています。
まずは基本的な上履きの洗い方をご紹介します。
基本的な上履きの洗い方
まず、用意するものがこちらです。
- 洗濯用洗剤
- 酸素系漂白剤
- 固形石鹸
- 靴洗い用ブラシ
手順はこちらです。
- ①洗浄液、またはぬるま湯につけ置き
- ②こすり洗い
- ③すすいで、脱水・乾燥
①洗浄液、またはぬるま湯につけ置き
洗浄液は、洗濯洗剤と酸素系漂白剤をお湯に溶かして作ります。
(今回はぬるま湯8ℓに対して、粉末洗剤・酸素系漂白剤それぞれ30gほど)
10分ほどつけ置きすると、だいぶ汚れが落ちました。
②こすり洗い
まだ残っている汚れを、固形石鹸をつけてブラシでこすり洗いします。
固形石鹸で擦ると、こんなにきれいになりました!
③すすいで、脱水・乾燥
あとはしっかりとすすぎ洗いをして、タオルで水気を切ったら、風通しの良い場所で乾かして終わりです。
上履きの特にひどい汚れの時の裏技
次に泥汚れや黒ずみがひどい時は裏技を紹介します。
裏技というのは、メイク落とし洗顔フォームを使うこと!
意外な方法ですが、とっても綺麗になるので手順を紹介していきますね。
- ① 泥を落とす
- ②洗浄液、またはぬるま湯につけ置き
- ③メイク落とし洗顔フォームと歯ブラシで洗う
- ④すすぎで脱水・乾燥
① 泥を落とす
まずは上履きについた泥を落とします。
濡れてドロドロになっている時は、乾燥させると泥がポロポロと落とせるようになります。
②洗浄液、またはぬるま湯につけ置き
基本の洗い方と同じように洗浄液につけます。
少し汚れは落ちましたが、繊維に入り込んだ汚れはなかなかしぶといです。
③メイク落とし洗顔フォームと歯ブラシで洗う
そんなときの秘密兵器のこちら!
メイク落とし洗顔フォームと歯ブラシです。
ポイントは「メイク落とし」が入っていること!
汚れをトントン叩くように洗います。
すると繊維の中に入り込んだ汚れが浮き上がってきます。
メイク落とし成分はファンデーションなど粒子の細かい粉末や油分を落とす成分のため、同じように粒子の細い泥汚れにも効くようです。
こんなに綺麗になりました。
④すすぎで脱水・乾燥
あとはしっかりすすいで、乾燥させれば完成です。
上履きの汚れを防ぐ方法
上履きをきれいに洗う方法はご紹介した通りですが、履く前に汚れを予防することはできるのでしょうか?
実はこんな方法があります。
ベビーパウダーで汚れを防ぐ
上履きを履く前にベビーパウダーを上靴に刷り込むだけで、汚れがつきにくなります。
ベビーパウダーの細かい粒子が繊維に入り込むため、汚れが染み込みにくくなるんです。
汚れが深くまで染み込まないので、その分洗った時も汚れが落ちやすいです。
汚れにくい素材を選ぶ
一般に上履きは布製(キャンバス地)のもとのビニール製のものが売られています。
汚れにくさ、汚れの落ちやすさでは断然ビニール製の方が有利です。
布製のものは繊維の中に汚れが入り込みやすく、黒ずみに繋がりやすいんです。
汚れの落ちやすさ、乾きやすさ、生地の傷みにくさを考えても、ビニール製の方に軍配が上がりますが、ただ、ビニール製の方は蒸れやすいのが難点です。
足の裏は実は汗をかきやすく、両足で1日約コップ1杯分もの汗をかくそうなんです。
通気性の良い布製の上履きを選んだ時は、ご紹介した洗い方を参考にしていてくださいね。
上履きの簡単な洗い方まとめ
上履きに洗顔料を使うことに驚いた方もいると思います。
ご紹介したように、粒子の細かさが汚れを浮かして落とす原理を考えるととても理に適った方法なんです。
ぜひ、試してみてくださいね。
今回は上履きでご紹介しましたが、もちろん外履きでも同じ方法できれいにすることができます。
これでもう、お子さんがどんなに汚してきても怖くないですよ!